会計士なのにこんなことも知らないの!?

会計士をしてますが、勉強不足もあり業界知識が乏しいです。恥を忍んで知らない事を紹介していきます。

「外形標準課税」とは

何となくは知ってますよ、何となくですが。

 

私が会計士試験を受験した頃は、「租税法」はまだありませんでした。

試験制度の変わり目であり、2次試験合格後も「租税法」は追加で受験しなければならないという、不思議な移行期間のまっただ中でした。

仕事しながら遊びながらで勉強は全然しておらず、「租税法」に合格したのは4回目の受験でした。

 

てな感じでしたので、税金は知識が全然ありません。

税金の話を聞いても「ガイケイヒョウジュン? 何それ、おいしいの?」といった具合で興味も何も持っていませんでした。

 

外形標準課税とは、法人事業税 (道府県税 ) を,建物の規模や面積,従業員数,売上高など企業活動や事業規模を反映する基準を導入して課税する方式である。

 

大企業といわれている会社でも納税額で見れば「これだけ!?」と思う会社も確かにあります。税負担の公平性を考え導入されている制度であり、しっかり勉強しないと行けないですね。

知ったかぶりの「プロパー」

さすがに監査ウン年目ですので「プロパーって何ですか?」とは聞けません。

ということで知ったかぶり続けてきました。

当たり前のように使っていますが、実はよく分かっていません。

 

「プロパー」って、会社によって定義が違いますよね。

生え抜き社員という意味で使う会社、出向者と対比して使う会社、などなど。

調べてみると、いろんな使い方があるようですね。

これが混乱の元だったのですね。

 

でも、知ったかぶっても今まで問題なかったということは、

会社ごとに何となく使い分けていたのでしょうか?

「元売」ってなぁに?

研修にて、「元売」についてディスカッションしているグループがありました。

私は幸い違うグループにいたのですが、「元売」が何を指しているのかわかりませんでした。

 

という訳で、困ったときのウィキペディアです。

石油元売(せきゆもとうり)とは原油を精製して石油製品として販売する会社のことである。「石油元売会社」や「元売会社」、「元売」とも呼ばれる。」

 

書きながら一つ分かったことがあります。

研修のときは「元売」ではなく「元請」と考えていたようです。

石油の話と「元請」が全く繋がらなかったので、思考停止していたようです。

 

日本においては「元売」は9社あるようですが、その会社の業務を思い浮かべればなんとなく雰囲気は掴めたような気がします。

 

ちなみに、私は『海賊とよばれた男』は読んでいません。

本屋でぱらぱらとめくって見たのですが、どうも食指が動きませんでした。

(どうも長編小説が苦手です。)

「元売」を理解するには読んだ方がいいのでしょうが、義務感で読むのはつらいですね

レジュメにアジェンダ

私が学歴コンプレックスを拗らせているせいでしょうか。

レジュメ、アジェンダ等々。これらの単語を多用する人が何を話しているのか全く分かりませんでした。住む世界が違うんだと、壁を作っていたような気がします。

 

レジュメとは、要点をまとめたものをいい、

アジェンダとは、会議などの議論項目やスケジュールをさすとのことです。

 

仕事上、さも当然に使っていますが、私の中では「紙ぺら」「議案」と考えていました。アジェンダにはスケジュールも含まれるのですね。

 

ビジネスの場では使っていますが、ビジネス以外ではあまり一般的ではないような気がします。

ですので、ちょっとカッコつけているようにも感じてしまうんですね。

 

もう少し、横文字は減らして欲しいものですね。

確定申告の経験

仕事以外で出会う人に「会計士です」というと、この季節は確定申告の話題になる事があります。

でも、私は確定申告は一度しかした事がないんですよね。

前職を辞めた年度末に確定申告をしましたが、そのときは無料相談会があったのでそこで教えてもらった気がします。

当時は、会計の事など全く興味がなかったので、ほとんど記憶に残っていません。

 

監査法人に勤めていると、確定申告をする場面には出くわさないですよね。

自分もしないし、クライアントは法人なので仕事上でも必要ありません。

でも、一般常識プラスアルファの知識は持っていないといけないですよね。

 

仕事上「会計士なのにこんなことも知らないの!?」と言われるならまだしも、

仕事外で言われるとちょっとツライ気がします。

これは自己研鑽しないといけないですね。

「KPI」って何?

業界としてなのか、うちの法人の中なのか、やたらとアルファベット3文字の略称を使いたがります。「KPI」もここ数年で聞くようになったのですが、私は何のことか全然分かっていませんでした。

 

KPIとは「Key Performance Indicators」の略で、重要業績評価指標などと訳されるようです。経営において重要としている指標ということで、監査の仕事をするにあたっては、経営者が何を「KPI」と考えているか、何を「KPI」とすべきなのかを見極める事が重要だと思われます。そのため、業務に関連して聞く事が多くなってきているのだと思っています。

 

ところでこの「KPI」という用語はどのくらい一般的なのでしょうか?

ビジネスマンとしては必須のレベルの用語なのか、経営者としては知っておくべき用語なのか、はたまた専門用語なのか。

 

まだよくわからないので、私は「KPI」は使わないで「重要な指標」とでも言っておこうかと思います。

自己紹介

はじめまして、私はとある監査法人公認会計士をしています。

会計監査という仕事がどういったものかよくわからないのに、なんとなく無職の時期に資格試験に合格し就職したことから、仕事に対して目標など持たないまま会計士として働いてきています。

そのような意識であることから当然に勉強不足で、会計士として知っておくべき事を知らないまま年次を重ねている気がしています。

ということで、恥を忍んで知らない事をこのブログで紹介することで一つ一つ知識を増やしていこうというのが、このブログを始めたキッカケです。

会計士として経験を積んでいる者としての知識としては、非常に稚拙である事が予想されます。万が一、私が誰かが分かったとしても、そっとしておいて下さい。身バレは非常に怖いです。

この仕事は、どんな事でも理解し説明できる事が求められているように感じています。「知らない」と言う事がプロフェッショナルとしていけない事のようにも感じてしまっています。このプレッシャーを少しでもこのブログを利用して解消しようと思います。